手術室って気になるけど中に入る機会がないし、
オペナースってどんなことをしているんだろう?
えい
手術室で看護師がどんなことをしているのか
現役オペナース7年目の私が解説します!
手術室とは病院内で最も清潔なエリアです。
誰でも入れるところではなく、手術患者様を送り迎えする病棟の看護師でも
なかなか中の様子をじっくり見る時間はありません。
看護学生の実習も、病棟実習は2週間くらいあるのに対し
手術室の実習は数時間から数日と短く、多くを知ることは難しいと思います。
この記事では
手術室看護師はどんな仕事なのか詳しく解説していきます。
手術室看護師の2つの業務
手術室看護師の仕事は大きく分けて2つあります。
- 直接看護師(器械出し看護師・手洗い看護師とも言います)
- 間接看護師(外回り看護師とも言います)
手術室看護師として
同じところで経験を積むと、リーダーなど他の役割も増えますが
それはまた別の記事で解説します。
この2つの業務について詳しく見ていきましょう。
直接看護師(器械出し看護師・手洗い看護師)の業務
直接看護師は、医師に「メス!」と言われてメスを渡す人です。
手術室と言ったらこのシーンを思い浮かべる方が多いと思います。
ちなみに実際には一昔前のドラマのようにメス!と、激しく言う先生はあまりいません。
ほとんどの手術はメスを渡すことから始まり
その後も何種類もの器械(手術中に使う器具のことです)を渡していきます。
手術によってかなり差がありますが、
1回の手術で数十種類から数百種類の器械を準備します。
準備をするのも直接看護師の仕事です。
準備した器械の中から医師に指示されたものを渡していきます。
この器械を渡していく仕事が
1番不安に思われるところかなと経験上思います。
覚える器械が多い、間違えられない緊張感、先生が怖い、清潔に扱えるのか…など
全部私も不安に思っていました。
大丈夫です。私はこの器械出しの仕事が1番好きです。
何がどう大丈夫なのよ、と言うところは別の記事で詳しく書いてみたいと思います。
私が直接看護師の業務をまとめるならば次のようになります。
間接看護師(外回り看護師)の業務
間接看護師(外回り看護師)は、手術中の医師の汗を拭く仕事です。
と言ったらかなり語弊がありますが
清潔なガウンや手袋をせず、電子カルテに記録をしたり
出血量を計算したり、追加で必要になったものを出したり
要するに清潔な手術部位に触れない全てのことをします。
手術中の先生や直接看護師は、顔に汗をかいても、メガネがずれても
自分で触るとその手が不潔になってしまうので、間接看護師が代わりに行っています。
この間接看護師の仕事はかなり幅広く、広い視野とコミュニケーション力が必要です。
ただ手術を見守っているだけでは務まりません。
こちらも別の記事でもっと詳しく紹介したいと思います。
私の考える間接看護師の仕事をまとめると次のようになります。
まとめ
直接看護師と間接看護師のどちらを担当するかは
その日によって違ったり、1週間ごとに変わったり、午前と午後で変わったりと
病院によって様々ですが、必ずどちらも経験します。
同じ看護師と思えないほど、病棟看護師の仕事とは全く違いますが
同じくらいやりがいがある仕事です。
病棟も手術室も経験した私が自信を持って言えます。
怖がらないで大丈夫です。
このブログを読んで少しでも手術室看護師に知っていただき
そのハードルを下げることができたらと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他の記事ではもっと詳しく業務について解説しています。
是非覗いてみてください♪
コメント