もう何も怖くない!オペナース1年目の完全マニュアル!

Eyecatch 未分類

オペナースの1年目って覚えることが多くて大変そう…
どんな風に1年目を過ごすのか不安だなぁ

手術室看護師<br>えい
手術室看護師
えい

1年目は何もかもが未知ですよね
オペナース7年目の私が、1年目の乗り越え方をお教えします!

どんな仕事でも1年目って不安ですよね。

まず何をするのか
どんな人がいるのか
どうやって勉強していくのか
そもそも分からないことが分からない

私も手術室に配属になった時はこんな気持ちで
希望して異動したくせに
不安しかありませんでした。

何も分からない状態というのは
とても不安だと思います。

しかも手術室という特殊な場所で
あまり情報もないので
病棟ナースの1年目よりも
緊張するんじゃないかなと思います。

この記事では
この度手術室に配属になったり
異動・転職された方に向けて
どんな風に仕事に臨めば良いのか
1年目オペナースとして大事なことを
4つお伝えします。

1年目のオペナースに大事なこと

1年目ということは新人ですので、
新人さんに必要な謙虚さや
努力する姿勢みたいなものは
もちろん大事なのですが
この記事では手術室ならではの部分について
お伝えできればと思います。

とにかくメモをとる

これです。

本当にこれに尽きます。

これこそどんな仕事にも言えるとは思うのですが
手術室はやることが多く
その1つ1つに意味があります。

そして聞いたこともないワードが
たっくさん出てきます。

新人のうちは見学期間があるかと思いますが
見学中に先輩がやっていることや
何じゃそりゃ?と思ったことを
確認することはできません。

患者さんに関わっていない時であれば
ゆっくり説明できますが
患者さんが入室してからは
スムーズにどんどん進めて行きますので
1つ1つを説明する時間はありません。

メモを取るのも追いつかないくらい
スムーズに進んでいくので
とにかく殴り書きでいいから全てをメモして
落ち着いた時間に解読し、分からないことを確認し
自分なりに読める字でまとめます。

そのまとめたメモこそが
明日の自分を助けてくれます。

そしてそんな風にメモをとる姿勢が
おっ!やる気があっていいね!と思われて
周りからの第一印象もいいかなと思います。

人のことは覚えなくて良い

これはどういうことかというと
手術室は、病棟よりも
出勤している看護師の数が多いです。

そして病院の規模にもよりますが
医師やME(臨床工学技士)さん、薬剤師さん
医療事務さん、看護助手さん、放射線技師さん等
たっくさんの他職種の方がウロウロしています。

一旦その方々のことは覚えなくていいです。
ジャガイモか何かが歩いていると思ってください。

覚えるべきは、担当させていただく患者様と
今日お世話になる先輩、業務や器械の名前です。

もちろん医師の名前を覚えることも必要ですが
それより先に覚えるべきことが
たくさんありますので
そちらを優先して大丈夫です。

人の名前は1〜2ヶ月もいれば
自然と覚えていると思います。

まずは解剖生理

明日はこの手術を見学、もしくは担当する
と分かったら
まず勉強するのは解剖生理かなと思います。

解剖生理を勉強するときのポイントとしては
臓器の名前や位置関係もそうですが
その臓器周辺に
大事な血管や神経があるかどうか
ということまで勉強できると良いと思います。

大事な というのは
傷つけたら大変な血管・神経ということです。

例えば虫垂切除の手術の勉強をする時は

虫垂ってどこにあって
ざっくりどのくらいの大きさか
虫垂の回りに太い血管や、大事な神経はあるのか
→あった場合は虫垂の回りを触る時が
山場になるんだなと予想できます。

あとは、手術中に医師は
血管や神経の名前を言ったりしますので
医師の会話を聞いて、
あれのことかな…と何となくでも理解できれば
緊張感も少し抑えられると思います。

大体どんな参考書にも
主要な血管や神経は書いてあると思うので
そこまで見ておくと
実際の手術が早く掴めると思います。

ざっくり 手術の流れを覚えておく

次に大事なのは 手術の流れ です。

でも全てを完璧に覚えて臨むのは
初めは不可能です。
怒られてしまうかもしれませんが
手術の流れはざっくりでいいのかなと思っています。

例えば
腹腔鏡下で虫垂切除の手術を見学・担当する場合

まずはメスでお腹を少し切って
ポートという器具をお腹に刺すんだな(皮切)
そのあとは長い器械や、長い電気メスを使って
虫垂が出てくるまで
細かいものを剥がしていくんだな(剥離)
虫垂を切除したら
袋に入れてお腹から取り出すのか(摘出)
出血していなければお腹の中を洗って(洗浄)
傷を閉じるんだな(閉創)

こんな感じです。

手術の流れがざっくりでも頭に入っていると
今何をしているのか?が分かり
じゃあ必要なものはこれか
次はこの工程だからこれかな
という風に予測できるようになっていきます。

全部完璧に覚えようとすると
手術中にそれを思い出そうとしても
情報量が多すぎて
結局思い出せずパニックになりますし、
徹夜で勉強なんかして寝不足なのは
立ち仕事には危険です。

流れが大体でも分かっていると
事前にシュミレーションがしやすいし
実際の手術を見たときに
とっても頭に入ってきます。
登場する器械も
点と点が繋がるように覚えていけるはずです。

ちなみに私はその瞬間がとっても好きでした。

まとめ

オペナース歴7年の私が考える
1年目で大事なことは以下です。

  • とにかくメモをとる
  • 人の名前は覚えなくてよし
  • まずは解剖生理
  • 手術の流れはざっくり頭に入れておく

この繰り返しをしていれば
きっと1ヶ月後には勉強するのが楽になり
1年後には立派に独り立ちしたあなたがいるはずです。

さいごに

オペナース1年目は
どうしても勤務時間だけでは
知識や覚える作業が追いつきません。
自分で努力する時間が必ず必要になります。

でも1度覚えてしまえば
一生物の知識になります。

そこまで求めていなくても
毎日の業務もとっても充実しますし
覚えたことはもう勉強しなくていいので
プライベートも大いに充実させられます。

1年目は、勉強方法が分かってくるまでの
最初の数ヶ月が正念場です。
どうか心折れずに、一緒に頑張りましょう。

他の投稿も
是非参考にしていただければ嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました